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コジピーの受験攻略予備校:スペースアルク
 

雑感

2006年12月18日

気分転換に…… 第2回

前回、気分転換のお話しをしました。今日はその続きです。


■もう受験、嫌だ!

こう言って相談に来た女の子が以前いました。


「先生、もう私、受験勉強やりたくないよ。なんかもう疲れてきた」


正直な気持ちだと思います。その子はスタートの学力はお世辞にもいいとは言えませんでしたが、それでもとても真面目な子で出された課題はコツコツこなしガンバッテきた子でした。途中何度かへこたれそうになったこともありましたが、毎回周囲の友達などに支えられながら何とか秋まで勉強を一生懸命続けてきていました。


そのガンバリがあったからこそでしょう、秋が過ぎ冬になる時期にさすがにもう耐えきれなくなってきたようでした。勉強部屋にいても問題集をやる気にはならず時間だけが過ぎていく。それがまた罪悪感となってマイナス感情を感じてしまう。


「先生、もう嫌だよ」


大きなため息をつきました。


■気分転換に……

私も同じように感じることがあります。家には書斎部屋がありますが、そこには広めの机とコンピューター、後ろを振り返ると英語関係の辞書や書籍、受験問題集などが一揃い納めてある大型の書棚。エルゴノミクス(人間工学)を元に設計されたというチェア。仕事の環境はひとしきり整っています。


それでも机の前に座って仕事がはかどるかと言えば、必ずしもそう言うわけではないのですね。どうも集中できなくて時間ばかりが過ぎていってしまう。そんなことが時々あります。


▶風呂

そういう時にも自分なりの気分転換法がいくつかあります。1つは風呂です。読んだりちょっとしたメモをするくらいでできる仕事であれば、暖かいお湯をはって湯船の中で仕事をすることもあります。大学生の時に初めて読み通した原書は全て風呂の中だった、というお話しをしたことがありますが、湯船って結構いい勉強場所なんですね。
 
 
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▶電車の中

電車の中も結構いい勉強場所です。今でこそ車で通勤していますが、以前電車を使っていた時には電車の中、特に仕事も終わって気分的にもリラックスしている帰りの電車の中はとてもいい勉強場所でした。私の場合は勉強というより当時、文学新人賞に出そうと思って小説を書いていましたからその執筆場所でした。ところが電車に乗っている時間は25分くらいでしたから、ある程度のまとまりを書こうと思ったらそれでは短すぎます。


そこで自分の最寄り駅も通り過ぎて1時間とか1時間半ずっと乗っているんです。私の住んでいる所は少し行けば車窓から田畑が見えるような田舎ですから、そういうのどかな雰囲気も気分がいい。そしてまた戻ってくる。そうやって往復で2時間、3時間と執筆をしていたこともありました。ホームでの電車連絡の待ち時間も結構集中できる時間でした。


▶ファミレス

今一番仕事で利用しているのがファミレスです。仕事が一番しやすいのはデニーズですね。名古屋地区と自分の家の近くのデニーズはほとんど制覇していると思います。5%飲食代が安くなる専用のカードも持っています。それぞれの店舗でウェイトレスさんとも顔見知りになっていますから、お代わり自由のドリンクを頼む時でもこちらが「お代わり下さい」というだけで「アイスティーですか」とか「あんずですね」とか先回りして言ってくれる人もいます。


混雑してくる時間帯に1つのテーブルを1人で占領するのは申し訳ないので、ランチやディナー時になったら店を出るとか、その時間帯になったら自分もランチなどを注文するなどしますが、そうこうしながら8時間くらい粘ったこともあります。ああいうざわざわした雰囲気がかえって集中できるんです。となりに元気なおばさまのグループが座られた時などは大きな話し声に集中が妨げられる時はありますが、まあその時は自分も少しリラックスタイムにしよう、と前向きに考えればいいわけですし。


■コンサートでシャウト!

先の女の子の話に戻ります。受験勉強に詰まってしまったその女の子には、こういう自分の体験談などを話しました。勉強場所や環境を変えるだけでも意外に集中力ややる気は戻ってくるよ、できることからやってみたら、とアドバイスしました。


10日ほどした頃です。その子がまた講師室に来ました。今日は妙に晴れ晴れとした顔をしています。聞いてみたら、とても吹っ切れてまた勉強しようという気持ちになれた、と言うのです。


よかったね、と言いながら、どういうふうにして乗り切ったの?とたずねました。彼女曰く、コンサートに行ってきたとのこと。もともと彼女は大のXジャパンのファンで、そのコンサートもファンクラブ前売りでチケットは取れていたらしいのですが行こうかどうかも迷ってたみたいなんです。受験生がこの時期にコンサートになんか行っていてもいいのだろうか、という罪悪感もあったそうです。


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それでも気分転換もかねて行こう!と決心して行ったそうです。Xジャパンのコンサートはファンの子たちはみんな黒い服を着て、髪を赤や黄色に染めてバッチリ決めていくそうです。その子は普段から真面目な子でとてもそんな雰囲気にはなりそうにはない子なのですが、さすがに髪は染めなかったけどシッカリ黒で決めて行ってきたそうです。そしてコンサートの間、シャウトしまくったと言っていました。そうしたら、今まで詰まっていた気分がウソのようにきれいに消えてなくなり、スッキリした幸せな気分になれたとのこと。それ以降勉強に対するマイナスなイメージも完全になくなって勉強する意欲がまたわいてきたとのことでした。


■気分転換は絶対に必要

受験勉強も長丁場になり、また時期的にもかなり焦りの出てくる時期だとは思います。その気持ちはごまかしようがありません。それを押さえ込もうとしてもそれは無理な話。ごまかすのではなく、うまく付き合っていく。それがいいと思います。受験まで不安や焦りはあって当然。それをどううまく切り抜けていくのか。実際の勉強そのものの他に受験という時期はそういう精神面での経験もしていく時期です。今はそこまで余裕はないと思いますが、振り返ってみると必ず「あの頃は結構ガンバッテいたよな…」という思いが自分の中の強い自信になります。


そんな中で不安・焦りとのうまい付き合い方、うまい切り抜け方を身につけていこうという意識を持ってみましょう。うまくできるできないは二の次にしてまずは意識だけでも持ってみたらどうでしょう。


そして小さなことでいいので実際に自分なりの気分転換法も探してみるといいです。今日お話ししたことがみなさんの気分転換の仕方を探すちょっとしたヒントやひとつのキッカケになるといいなと思います。
 
  
 
  

 

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 現在は30〜35位のあたりを見ていただければ、あります。

2006年12月02日

数日ぶりの更新です☆

数日ぶりに更新できました。この一週間は予備校の授業そのものと言うよりその周辺業務(資料作成)でとても忙しかったです。それでもとりあえず週末になり一段落しました。また来週からも暫くは忙しい日々が続きますが、受験生諸君も頑張っていることだし私もへこたれてはいられません。


■寒いですね……

ここ数日、急に寒くなりましたね。今年は秋が短くてすぐに冬になったような気もしますが、それでももう12月ですから寒いのも当然かな。


今このブログは深夜に書いているのですが部屋の中が底冷えしています。私の仕事部屋は実は暖房がないのです。エアコンはついていませんし、ストーブものどが痛くなるので使いません。今はとりあえず机の下に毛布をしいてその中に湯たんぽを入れて、それで暖を取っています。足だけでも温めるとまだいいですから。


考えてみたら私は昔から暖房や冷房を使わずに勉強したり仕事をしたりしてきました。我慢強いわけではないんです。貧乏で満足に暖房・冷房器具が買えなかったんです。(これ半分冗談・半分ホントの話です)
 
 

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■中学時代の寒さ対策

今でも思い出すのはまずは中学の時。普段はクラブ活動(陸上部)ばかりしていたのですが定期試験2週間くらい前からは試験勉強をしました。私の勉強パターンは夜は部活の練習で疲れているので勉強はせず早めに寝ました。そして深夜2時くらいに起きて朝まで勉強するというのが通常のパターンでした。


冬場の深夜ってホントに寒いです。そんな寒い中をガンバッテ起きて勉強するのですが、当時住んでいた家は日本家屋ですきま風もまま入ってくる構造だったので、冬場などは部屋の中も気温が2〜3℃になったりもしました。そんな中で暖房器具がなかったので工夫しなくてはいけませんでした。


まずはスキーウェアを着てヒザには毛布を二枚くらいかけ、あまりに寒いときには体にも毛布を巻き付けていました。でもスキーウェアってツルツルの素材なので、毛布を巻いてもすぐにスルスルって落ちてきてしまうんですけどね。それを上げ上げしながら勉強していました。


それでもさすがに手は鉛筆を持つため手袋をすることはできなかったので、とにかく手が寒かったですね。さすりさすりして、かじかむ手を温めながら勉強していました。最初の頃はハーーっと息を吹きかけていましたが、そうするとその時はいいですけど後からその湿気でかえって寒くなるので、ある時からはハーーはやめました。


■高校・浪人の時の暑さ対策

この頃になっても相変わらず、暖房・冷房器具は自分の勉強部屋にはなかったですね。北東に面した角部屋でしたから風はよく通りました。ですから夏場は窓を全開にして勉強していました。扇風機はありましたからフル回転させていましたが、それでもしたたり落ちる汗でノートがヨレヨレってなったりしましたし、腕にも汗をかきますからノートの上に腕を置いていると、その部分だけが汗でヨレたりしました。


浪人の夏などには「こんな暑い時はいっそ暑くした方がかえって気持ちいいんだぁ!」などと言いながらスキーウェアを着て勉強したこともあります。そんな時は扇風機もなし!もう汗だくだくでタオルで額や腕を拭き拭き勉強しました。それでも我慢できなくて「もう脱ごう!」ってした後のあの爽快感!!


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■大学時代の下宿の状況

大学時代も暖房・冷房には苦労しました。大学は東京でしたから家賃相場がとても高いですよね。当時でも狭いワンルームマンションで5万円台が見つかればすっごくラッキーだね、なんて言っていた時代。私は駅から歩いて20分の学生アパートに住んでいました。当時で家賃3万円。平屋建ての「改築」後30年というアパートでした。(築で言えば50年くらいの家屋でしょうか)。広さは7畳半くらいありましたが、窓もサッシではなく木枠の開け閉めする時にはガタガタって音がする「味のある」窓でした。


当然エアコンなどはなし!冬は寒いだろうということでガスストーブを買いましたが、夏場がきつかった。エアコンがないので扇風機なのですが、窓を開けていると蚊がすごく入ってくるのです。でも開けないわけにはいかないから、蚊取り線香をたくさん焚きながら(当時も電気蚊取りはあったかもしれません)扇風機と自然の風でなんとか過ごしていました。


それでも結局、4年間、そのアパートにずっと住んでいましたけどね。なんかとっても貧乏学生って感じが妙に気分よくて、結構気に入っていましたから。そうそう。ちなみに風呂もなかったです。風呂は夏場は大学のサークル棟にあったシャワーを毎日使っていました。冬はさすがに寒いので近くの銭湯でしたけどね。
 
 

■仕事しやすい環境

さすがに今では夏場にスキーウェアを着て仕事をすることはないですし、仕事環境は整えて能率を上げようと思いますから、そろそろエアコンは買おうかなぁ〜とは思っていますが、そうこう思い始めてもう数年。ひょっとしてこのまま「暑い!暑い!」「寒い!寒い!」といいながら仕事しているのかなぁ〜(苦笑)

 
みなさんはどんな環境で勉強や仕事をされていますか?

 
 


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久しぶりの更新でしたが、これからもまた少しずつ書いていきますので、よろしくお願いします。

2006年11月28日

灰谷健次郎さん

■灰谷健次郎さん

児童文学作家の灰谷健次郎さんが今月の23日にお亡くなりになりました。翌日の朝刊で知ったのですが思わず「エッ!」っと声を上げてしまいました。私にとって灰谷さんは特別な作家でした。


初めて読んだ灰谷文学は『兎の眼』。灰谷文学が世の中に認知された第1号の作品でもあります。その後『太陽の子』『少女の器』などの文学作品、『いのちの優しさ』などのエッセイ集(発言集)などを読み、そしてたどりついた作品が『天の瞳』でした。ゆるやかにユーモラスにそれでいて心の深いところを静かにかつ強く揺さぶられた初めての小説でした。


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特に『天の瞳』は私にとっては「小説」とか「文学作品」とか、そもそも「本」とかいう範疇には入らない、とてもリアルにその世界が目の前に存在する、そんな感じのものでした。


主人公は倫太郎という腕白だけれども本当に純粋な子供の感性をもった少年です。その子の成長を追っていった長編小説です。


幼年編  (1)(2)
少年編  (1)(2)
成長編  (1)(2)
あすなろ編(1)(2)


合計八部にも及ぶ倫太郎の成長の記録です。『天の瞳』は小説を「読む」という感じではありません。倫太郎の成長を「見守る」というのがまさに合っているような、そんな小説です。


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■灰谷健次郎さんの筆

灰谷さんは最近の商業主義に乗った児童文学をよしとせず、あくまでもご自身の流儀を貫いた方でした。あくまでも子供の目線で、それでいて子供だけではなく大人にも静かに訴えかけてくるそんな作品を丹念に作り出しておられました。


私が小説家を目指していたことは以前少しだけ触れたことがありますが、そして今でもその気持ちはまだなくしてはいませんが、その範とした作家こそ灰谷健次郎さんだったんです。どうしてこんなに優しい作品が描けるのだろう。どうしてこれほど作品の世界に引き込まれる文が綴れるのだろう。


そしてその流儀。あくまでも自分の流儀を守り抜いたその姿勢にあらためて共感しました。


■本物を書く

昨日、学習参考書のことで、「本物」にこだわるお話しをしました。今は参考書という分野で「書く仕事」をさせてもらっていますが、そんな中にも自分の流儀を信じ本物を追っていくその姿勢をあらためて思い出しました。


■あらためて…

灰谷さんの死は児童文学の1つの終焉のような気がしていますが、ある意味、これを機会にさらに灰谷文学の裾野が広がり、優しい気持ちになる人が増えたらいいな、って思います。


私もまた『天の瞳』を最初から読み直そう、ってさっそく書棚から引っ張り出しました。また笑ったり泣いたりしながら読むのだろうな。
 
 
 
 
ご冥福をお祈りします


2006年11月27日

学習参考書

■東大英語リーディング

『英語教育』という英語教師向けの専門誌の今月号を読んでいたら、そのNewBooks(新刊書紹介のコーナー)に、キムタツ先生の『東大英語リーディング』が紹介されていました。


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内容紹介もありましたが最後に「学生だけではなく英語を学ぶ人にも役立つ」という主旨の評がありました。こうやって同じ場所でブログを書き、アルクという同じ出版社から書籍を出させていただいたものとして、何だか妙にうれしい気分になりました。書いたのは私ではないのにいい気分にさせていただいて得した気分!


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■学習参考書

学習参考書(学参)は文芸や教養や他の一般書籍と違って、狭い範囲での口コミで結構広がっていく傾向があると思います。それは友達同士「これいいよ」って紹介したり、先生が授業で薦めたり。


もろちん認知されないとスタートはできません。あふれるほどにたくさんある参考書の中からまずは手にとってもらわないと始まらない。しかしそれが次から次へと広がっていくかどうかはまた別物です。やはりそこには内容が伴わないと伝わってはいきません。


その内容というのは必ずしも俗に言う「正統派」が人気があるというわけではないかも知れません。本当に力がつく参考書と売れている参考書とはまた別だったりとか。


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最近『東大生が教える!超暗記術』という本を読んだのですが、その中にこういうのが紹介されていました。英単語の暗記法なのですが、

surrender 「さぁ連打! もう降参する」 【動】降参する

arrogant 「あら、頑としているわ! なんと傲慢な」 【形】傲慢な

いわゆる《連想記憶術》ですね。私は英単語に関しては連想系はまったく自分には合わないし、記憶法としても余分な情報が多くて実用的ではないとは思っています。それでもこういうのを好む人もいますし、私の知り合いでも連想記憶術系の単語集で英検準1級取得まで英語力を高めた人もいます。


しかしこの筆者さん自身もある教科では連想を使っているけれど、ある教科では連想は合わなかったりしているようです。紹介されていたものの1つは古文の『古文単語ゴロ513』ですが、この古文単語集は人気がありますね。それでも筆者さんは「途中で面倒になってやめてしまった」とあります。本当に人それぞれだし教科や好みや、もう本当にいろいろです。


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■それでもやはり本物が……

それでもやはり、学習参考書の一番の目的は、それで勉強する人の学力をちゃんと伸ばしていくことだし、やっぱり最後には筆者が本気で作っていったものが「本物」になると思いますし、そう信じています。


参考書・問題集を使い勉強する人は、その書籍にかなりの時間とエネルギーを費やして勉強していきます。書いていく側として、これからも本を手に取りそれで勉強してくれる人が時間とエネルギーをかけるだけの価値のある参考書を書いていきたいと思っています。


 

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2006年11月18日

自分で自分の可能性を否定しない!《その1》

■「大学名」や「根拠のない言葉」には動じない

高校3年生の時の進学指導で担任の先生に言われたことがあります。どこが志望なんだ?と問われて「東大です」と答えたところ、何言っているんだ、という顔をされこう言われました。


「あなたは、頭を使ってする仕事には向いていないのだから、体を使う仕事を考えなさい。だから東大なんて言っていないで、○○大学にでもしておきなさい」


これ、本当に言われたんですよ。まあ確かに成績はボロボロでした。進学校ではありましたが学年360人中200番台まで落ち込んでいましたから。さすがに東大に行く成績ではないですね、常識的に見れば。そんな状態なのに「東大に行きます」と言い切っていましたから、その態度に業を煮やして担任の先生も上のように言われたのかも知れません。


でもそれでへこたれるような性格ではなかったので、ショックを受けるとか志望校を変えるだとかは全く思いませんでした。それ以上に「じゃあやってやるよ!」なんてますます闘志がわいてきました。


成績はひどかったですが私の中では「必ず東大に行ける、合格できる」という何か確信めいたものがありました。その気持ちはまったく揺らぐことはありませんでした。


それ以降、今日にいたるまでずっとそうなんですが、私は思ったことは絶対にできると思う性格です。それも、できると思い込もうとしているわけではなくて、なぜなのかは分かりませんが、心の底からできるという確信があるのです。だからこそまた、その実現に向けて具体的に工夫したり努力したりもしていくのです。


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(続きます)


2006年11月17日

松阪のポスティング額 60億円はすごいですね

■イチロー vs 松阪

ご存じのように、西武の松阪投手のポスティング額が公表されました。60億円だそうです。想像できない額ですね。交渉先のチームが決まり今はホッとした気持ちでしょうが、だんだん現実感が出てくるとその60億円分の働きをしなくてはという責任感や重圧を今度は感じることになるのでしょう。しかしまたそれを乗り越えて活躍するからこその世界を股にかける選手でもあるのでしょうね。


誰と一番対戦してみたいかという問に松阪は「イチロー選手です」と言っていました。それに関してイチローのコメントはよかったです。「打者は投手の挑戦を《受ける》という姿勢では絶対に打てませんよ。こちらから挑戦していかなくては。だからボクが挑戦者です」って。さすがにイチローという感じのものでした。


■剣にも通じるものがある

先日、稽古に行っている剣道教室の先生とお話ししていた時に、こんなことをうかがいました。


「体の動きではもう高校生にはかないません。向こうの方が格段に素早いですから。体力もありますし。でもどうして私たちが高校生の人たちに負けないかというとそれは「気」なんですね。向こうはこちらのことを「先生」と思っています。もうその段階であの子たちは「気」で負けているんです。「先生に向かっていくのは…」って。それではダメで剣を交えるときは「○○先生とお稽古させていただく」ではなくて「○○とやってやる」くらいの「気構え」でやるんです。逆にこちらは「気」で勝っていますから、高校生の子たちが体力に任せてがむしゃらに打ち込んできても、サラッといなすことができるわけです。そして一瞬空いたスキをねらって一本入れるんです」


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そのお話し、すごく分かりました。私は剣道を始めてまだ1年にも満たない初心者ですが、剣を交えるときには本当に「気」を高めないと試合にならないんです。そしてまさに「一瞬のスキ」という言葉がピッタリと当てはまるくらい、一瞬にして一本取られてしまいます。こちらとしては「あ、しまった!」と思った瞬間にはもう打たれています。そして後でアドバイスをしていただくのですが先生曰く「小嶋さんは試合が進むにつれて打とう!打とう!と力が入ってくるので、そうなるといつの間にか剣先が少し横にズレて、そこにスキができるんです」とのこと。


自分では全然気がつかないんですよ。でも後から思い起こしてみると、確かに力んでそんなふうになっていたような気もします。


しかしいつも、こうもおっしゃっていただいています。


「でも、小嶋さんはとても勝ち気な剣道をされるので、相手には「気」では負けていません。外から見ていると風格もありますから有段者のような雰囲気を醸し出しています。ですから相手はそれだけで臆すると思いますよ。特に中学生や高校生を相手にしたときには向こうは「気後れ」します。それでいいです。自分は相手より数段上である。自分が相手をしてあげるからかかってきなさい、というそんな気持ちで試合や稽古に望んでください」と。


私は普段は穏やかな性格だと思います。しかし剣を交える時には本当に勝ち気なんですね。ですので稽古の時には先生に対しても自分よりも上位の方に対しても、同等な気持ちで常に臨んでいます。もちろん武道ですから礼は尽くします。稽古の途中に一旦打ちを止めていろいろ教えていただくこともあるのですが、そういう時には即座に礼儀を重んじ「はい!」「ありがとうございました!」と言うわけです。そしてまた剣を交えるようになったら、すぐに同等な気持ち、もしくは自分の方が上位だという気持ちに切り替えるわけです。このメリハリがとても気持ちいいんです。


(まだ続きますが、また後ほど)


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blogランキングのクリック、ありがとうこざいます。最初400位とか500位とかそのあたりからスタートして、まあゆっくりゆっくり行こう、ってゆったり構えていたところ、この文章を書いている時点でもう51位になっていました!ビックリ☆


読んで下さっている方がわざわざクリックしていただいたおかげです。別に1位になりたいとか2位まで行きたいとか、そういう気持ちは全然ありません。いや、これホント。まあパッと目立つ位置まできて、多くの方にこのブログの存在だけでも知っていただければ、というそのくらいの気持ちでゆったり構えています。


いずれにしても、ご協力どうもありがとうございます。今後もガンバッテ、ブログを更新していきますね。


ランキングへのリンクです


2006年11月16日

blogランキング!?

■ブログって……!?

実は私、このブログを書くことになるまでは、ブログはほとんど読んだことがありませんでした。もちろん「ブログ」という言葉は知っていました。眞鍋かおりがブログの女王と呼ばれていたのも知っていましたし、最近では「しょこたんぶろぐ」ですよね。(1回見ましたけど、理解不能でした……苦笑。しょこたんのファンさん、ごめんなさい)


しかしそんな私もブログを書くことになってう〜ん、どうしよう、と。そこでまずは、何はともあれ読んでみないと……と。しかし、眞鍋かおりもしょこたんも、ちょっと自分には合わない。でも近いところにありました。アルクのホームページの一角を使わせていただいて書くわけですから、お膝元のアルクのブログを読んでみて感覚をつかもう、って。まずはキムタツ先生のブログを拝見しました。なかなか読み応えのあるお話しで、お人柄も出ていて、毎日というわけにはなかなかいきませんが、おじゃましたときには2〜3日分まとめて読ませていただいたりしていました(います)。


■blogランキングって……!?

そんな中でblogランキングというものも知りましたが「週間in」「週間out」ってそもそも何?なんで2種類もあるの?みたいな本当に初心者にもなってないような疑問から入っていき、少しずつ勉強していきました。


私がこのブログを書き始めてまだ2ヶ月にも満たないですが「ランキングに載せるのもより多くの人にブログの存在そのものを知ってもらういい機会なんだよ」と知り合いからアドバイスをいただいたりして、なるほどなぁ〜、と人ごとのように感心していましたが、せっかく書いた文章だし、少しでも多くの人に読んでいただき何らかのお役に立てばうれしいなと思って、私もちょっとblogランキングに載せてみようかなぁ、と思い立ったんです。といっても本当にブログ関係の仕組みに関しては初心者ですから、思い立ってからも結構時間が経ってしまっているのですけどね(苦笑)


ようやくその準備ができたので、blogランキングのリンクを張っておきます。といっても、キムタツ先生のブログのように第1位などはもう全然及びませんし、2ヶ月足らずのブログがおこがましいですから、まあまずはとりあえずランキングデビューすることに意義がある、の精神でやっていみました。


よろしかったら、一度試しに下のリンクをクリックしてみてください。

ココをクリックすると人気blogランキングのサイトに飛んで行くようです。クリックだけでいいみたいです。


うん!? うまくいっているのかな!? さっき実験しても何も変わらなかったような(苦笑)でもまあ、これも、ゆっくり勉強しながら進めていきます。


このブログ。またガンバッテ&楽しんで書いていきますので、これからもよろしくお願いしますね。

2006年11月07日

ちょっと一息☆ 打って反省 打たれて感謝

今日は週に2回の剣道の稽古日でした。今日は他の道場への出稽古でしたから、普段お手合わせをしない方々とも稽古ができて新鮮でした。


剣道では気持ちいいくらいに「礼」とか「感謝の心」があります。道場いっぱいにあります。お願いしますと言っては頭を下げ、ありがとうございましたと言っては頭を下げる。その雰囲気がとても好きです。剣道されている方はみなさん心が気持ちいい。


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■打って反省 打たれて感謝

剣道にはこんな言葉があります。「打って反省 打たれて感謝」。こちらが打つたびごとにまだまだ未熟だなと思い知らされもっと稽古しなくてはと反省し、相手から打たれてはそこからいいものを吸収していく。私は40歳を過ぎてから剣道を始めたまだまだ初心者でこの冬でちょうど1年になるくらいですから、毎回毎回がまさにそんな心境です。


周りは本当に剣道の上手い方ばかりですから、とてもいい環境で稽古させてもらっていると思います。こちらがどれだけ真剣にかかっていっても、なかなかいい面や小手は入りません。それでも「正しい打ち方で、どんどん打ってきてください。打たれることは気にしないで。10本のうち一本でも当たればそれで十分ですから」と言われています。そのお言葉のままに上段者に向かっていきます。


こちらが打っては全然うまく打てなくて、毎回反省。どうやったらきれいな面が打てるのか。どうやったら向こうの面打ちを受けて返す刀で銅を決めるか。脚の開き方はどうか。どのタイミングで一気に打突するか。面に対してどう返していくか。気合いの入れ方はどうするか。竹刀の位置はどこに置くか……。あらゆる事が今は勉強で稽古中もう頭の中がグルグル回っています。そして今度はこうしてみよう、次回はこれを試してみよう、そんなことを常に考えながらの稽古ですから時間があっという間に過ぎていきます。


師範の先生や上段者の方から打たれては、今は自分はこういうふうに構えていたけれど、そこにスキができたからいとも簡単に面を打たれてしまった。なるほど。こういうふうに攻めたらこんなふうに返されてしまった。なるほど。つばぜり合いからの引き面は自分はこうしていたけど、上段者の方はこちらに体を移してから打つからパシーンってこんなきれいに打たれるんだ。なるほど。などなどと頭上に受けた面打ちの重みを感じながら、とても勉強になっています。


まさに  打って反省 打たれて感謝  です。


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■できて反省 間違って感謝

勉強にも通ずるところがある気がします。できて反省……はあまりすることはないと思うし、できたらできたで喜んだらいいと思いますが、でも油断はしないように。「センターの英語なんて二次の勉強してたらなんとかなるよ」が一番怖い。毎回180点以上取れるのならそう言ってもいいですが、そこまでまだ行っていない人はセンターをあなどってはいけません。また180点、190点取れる人は逆に残りの10点20点を何とか埋めようとガンバルものです。


「間違って感謝」は本当に感謝するといいと思います。勉強というのは、できていることばかりを繰り返していては上達しません。間違いが見つかるからこそ、それを理解し直して正しい考え方が分かった上でそれを習得していくから進歩していく。


私は生徒諸君によく言います。「間違ったところが君たちの宝物だよ」と。そうやって疑問を浮き出させ、1つ1つつぶしていくことでどんどん英語ができるようになっていきます。だからどんどん間違えたらいいんです。単語が分からない。とてもいいことですね。覚えるべき単語が自分の前にやってきてくれました。喜んで迎え入れましょう。文法問題で間違えました。よかったですね。これで次からは間違わなくなる。


そうやって「間違ったところこそ宝物」「間違って感謝」しながら、コツコツと積み重ねて行けば必ず、英語は本当に必ず、力がつきます。それもそう遠くない時期にその伸びが実感できるはずです。その時をイメージしながら、間違いを楽しんでください。

2006年11月04日

【センター試験セミナー】2C(整序英作)

■11月3日のセンター試験セミナーに参加した人へ。【2Cの演習】

今日のこのブログで書く話は先日の『センター試験セミナー』と連動していますので参加されていない方には、よく分からない話になってしまうと思います。すみません。読み飛ばしてください。


■問2の解答


(この画像をクリックすると大きな画面で表示されます)


■参考までに

演習として3題載せておきます。


解答・解説です


どの順番から《まとめて》いってもいいですが、とりあえずこの順序が一番自然じゃないかな、という順序で解説してあります。だいたいの感覚をとったら、先日のセミナーでお話ししたようにまずは過去問を全部解いてみてくださいね。ガンバッテな!


他の問に関してはまた明日以降でアップします!

2006年11月03日

ちょっと一息☆ 【センター試験セミナー】

■センター試験セミナー

今日、予備校のイベントでセンター試験対策のセミナーがありました。私も英語担当の講師として本年度の動向、各問題の対策などをお話ししてきました。三連休の初日にも関わらず、数多くの受験生のみんなが参加してくれました。まるまる1日をかけてのセミナーでしたが参加してくれたみんな、どうもお疲れさまでした。そして、疲れましたねσ(^_^;) 特に英語はね……σ(^_^;;;;;  


センター試験まであと80余日です。あと80日「しかない」ではないですね。まだ80日「ある」です。今日のセミナーでも少しお話ししたクラスもありますが、私は社会人の時に再受験しました。当時医学部を目指したんです。9月中旬に勤めていた会社を退社して、センター試験の勉強を始めました。高校時代文系だったので、英語や国語などはまだしも数学や理系科目は1からの勉強でした。東京はお茶の水の教科書問屋に行き教科書や図説を買ってくることから始めました。


その話は【かしこい学習法】睡眠について⑥に書いてありますので、よかったらまた読んでみてください。かなり無謀な賭けでしたが、最終的には5教科9科目の試験でとりあえずは900点満点中で831点まで上げました。身体的にも精神的にもかなりしんどい時期でしたが4ヶ月間を駆け抜けた感じでした。結果としては医学部に行くという目標はかないませんでした。私大の医学部には金銭的にもちろん行けませんから国公立だけ。その年のセンターでは850点は欲しいという状況でした。しかしこの1年(実質的には5ヶ月)だけで決める。もうこれ以上は伸ばさない、と決心しての退社でしたし受験でしたから、結果が出た段階できっぱり気持ちを切り替えました。


それでもとりあえず正答率で92〜93%まで上げたことは自分の中での自信にもなりました。ですからよくこの時期に「もうあと80日しかない」という人には、否定的にとらないこと! まだ80日ある! それだけあればかなりのことができる! と言っています。進路指導の折りなどに模試の成績などから「お前はもうダメだからランクをさげな!」と言われることもあると思います。私も高校時代に言われました。しかし私は自分の可能性だけは絶対に閉ざさないという主義です。もちろん冷静に自己分析や状況分析することは大切です。しかし、なんとなくの感覚で「もうだめ!」などとは絶対に思わないことが大事だ、っていつも思っています。


もろちんいろんな人やいろんな状況があるとは思います。必ずしも私の思いを押しつけることは妥当ではないとも思います。でもとにかく自分の可能性を閉じてしまったらそこで終わってしまいます。またそれがガンバッテ勉強をするという気持ちにも「まあいいか」「もう少し楽したいな」とブレーキをかけてしまいます。最終的にどこまで伸びるかは結果が出るまでは誰にも分かりません。だから伸ばせるだけ学力を伸ばしましょう!それが私の若者へのメッセージです。


※今日のセミナーに参加してくれた人へ。

今日の講義に関連してブログに書きますね、とお話ししましたが、具体的な解説などは項を新たに書きますので、もう少し待っていてください。いずれにしても、今日はお疲れさまでした。

2006年11月01日

ちょっと一息☆ うれしいこと

今日はちょっとうれしいことがありました。


■飲み会

少し前に仕事関係の知り合い3人(男性2人・女性1人)で飲みに行きました。久しぶりに会う人たちとの飲み会でもあり和気あいあい楽しく過ごすことができました。情報交換したりたわいもない話をしたり。この年齢になると「いっき!いっき!」も「王様ゲーム」もしません。

  注)私が大学生の頃には「いっき!」はありましたが「王様ゲーム」は
    存在していませんでした。「この歳になると……」なんて言うと
   「じゃあ以前はしていたのかよ!」って思われそうですが、
    したことありません! 誤解なきよう……σ(^_^;)


4時間くらいいたかなあ。話しては、飲み、飲んでは食べて、また話す。そんなこんなで楽しい時間は過ぎていきました。そろそろおひらきの時間となり名残惜しくも「おあいそ」をしてもらいました。3人で約2万円。これを男性陣2人で会計しました。一緒に行った女性も「払います」とは言ってくれましたが、そこはホラ、男には見栄があるし……、というわけでは全然ないですが、気持ちよく過ごせましたし、私たち男2人で会計することに彼とも暗黙の了解がありましたから、自然とそうなりました。


■うれしかったこと

そしたら今日、一緒に飲みに行ったその女性から、「この前はありがとうございました。ごちそうさまでした」とプレゼントをいただきました。


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最初は「えっ? なんのこと?」ってくらいに全然ピンッ!とこなかったのですが、少ししたら飲み会の時の御礼だ、ということが分かりました。そんなことしてくれなくてもいいのに、という気持ちでしたが、その気持ちとプレゼントを受けとってきました。


最近では「男が払って当たり前。払わなければケチな男」みたいな風潮があり、最初から払ってもらうものだと思って飲み会に来る女性も多いと聞きます。「ごちそうさまでした」のひと言も言わない人もいるとか。


誰が払うかなどはそれぞれの立場や状況などなどの問題で、いろんなパターンがあっていいと思いますが、最後は気持ちの問題だと思います。後からこういう贈り物までしてもらうのは本当に恐縮してしまいますが、気持ちよくそして見せかけではなく心の底からの気持ちで「ごちそうさまでした」と言ってもらえれば、みんなが気持ちよく店を後にできるな、って思います。


プレゼントを渡してもらったのは夜の最後の授業が終わった後だったのですが、なんだかほんわか楽しい気分で帰宅の途につくことができました。

2006年10月31日

「いじめ」による自殺

10月も最後の日となり、明日から11月ですが、今日の名古屋は暖かかったです。昼間、外を歩いているとポカポカ陽気で、日差しもまぶしいくらいでした。みなさんの地域はいかがでしたか? 日々の気候変動が大きな時期は、体も調整するのが大変で、どうしても免疫系が低下します。体調を崩しやすくなります。健康にはお気をつけ下さい。特に受験生諸君は、体調を崩して数日寝込むと体もしんどいけど、精神的にも焦ったりしちゃうよね。それを避けるためにも、体調管理には気をつけてね。一番は睡眠です!そんな話はまた「【かしこい学習法】睡眠について」でも書いているので、暇なときにまた読んでおいてくださいね。


■子どもたちの自殺が続いてます

深刻な問題が連鎖的に続いています。何があっても、とにかく死んでしまうことだけは避けたい、ってニュースを見るたびに心が痛くなります。


私も高校の時には学校の教室に座っていること自体がもう心のエネルギーを浪費する状態だったので、自分で自分の命を絶たざるを得なかった子どもたちの心が少しかも知れませんが分かります。そういう人にはとにかく、少し休みましょう、と言ってあげたい。学校も行かなくてもいいです。死んでしまうよりいいです。心が「つらい」「休みたい」「ここから逃れたい」と言っているわけだから、その心の言葉にしたがったらいいんです。


うつ状態の人に一番かけていけない言葉は「がんばって!」です。そういう心の状態になる人はもともとがんばり屋さんで、これまでも人知れず必死に頑張ってきたから、もうこれ以上は限界ってなるわけです。そんな人に無責任に「がんばって!」は言ってはいけない。ますます追い込んでしまいます。


でもこういうのって臨床心理や精神医学を学ばないと、なかなか分からないことかも知れません。だからというわけではないでしょうが、学校の先生になるための教職課程には、心理学の単位が含まれていたはずです。しかし大学での講義ではほとんどそういうことは扱わないでしょう。だったら現場に行ってから研修するか、といえばそういう機会もあまりないかもしれません。特に思春期の感受性の強い子どもたちと日常的に接する人、そしてパワーとしては子どもたちに対してどうしても上の立場に立ってしまう人には、臨床心理・精神医学の最低限の知識は持っていただきたいな、と思います。


■まずはゆっくりさせてあげたい

とにかく、まずは、死を選ばないような環境を、周りが作ってあげて欲しいと思います。本人が作るのではないです。本人さんはもういっぱいいっぱいです。自分からはなかなか難しいです。周りが作ってあげて欲しい。学校は休んでもいいんだよ、って。


そういう意味では昨日の茨城の校長先生が自殺されたことも、ホントにつらいことです。マスコミも周りも、誰かを悪者に仕立てている。もっと根は深いと思うのに正義感のフリをして「追及」しようとしている。本当に追及するならしっかりとした覚悟でとことん問題点を洗い出すことをしてほしい。少なくとも記者会見で当事者を問い詰めることが問題追及ではないと思います。校長先生のご冥福をお祈りいたします。

2006年10月24日

ちょっと一息☆ 個人的なことですが……

今日、10月24日は、私の誕生日でした。いつのまにか42歳になってしまいました。ついこの前まで高校生だったのにな……というのは少し無理がある?


■バースディケーキ

誕生日だからと言って特に何をしたわけではありませんが、家族からケーキをプレゼントされました。

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もともとあまり甘い物は得意ではないですが、このケーキは食べられるんです。「パリブレスト」と言って、パイ生地にカスタードクリーム。中にはフルーツがいっぱい。フルーツは大好きですし、生クリームよりカスタが好きですから、まさに自分にピッタリのケーキ。毎年、誕生日はこのケーキです。


■昔の記憶

高校生の時の出来事や大学時代の出来事の中で、記憶が鮮明に残っていて、つい昨日のような感じがすることも、ままあります。でもフッと振り返ってみると、もう20年も25年も前のことなんですよね。さらに前の記憶もあります。


中学時代、部活の陸上に明け暮れていましたが、試験前だけはテスト勉強していました。冬場でしたが暖房は石油ストーブしかなく、ストーブを焚くとすぐにノドをやられていたので、できるだけつけないようにしていました。私の実家は日本家屋でしたから気密性がないので、冬場の暖房なしは本当につらかった。ハーッと吐いた息が、机の上のスタンドの光に照らされて白くなっては消えていくのを眺めながら、手をこすりこすりしつつ、勉強していました。スキーウェアを着込んで、ヒザには毛布を掛けていました。あまりに寒いときにはウェアでも寒すぎるので、体に毛布を巻き付けて勉強していたこともあります。ウェアと毛布ですから、ツルツル滑ってすぐに落ちてくるのを押さえながらの勉強でした。


今みなさんはどうやって勉強しているのでしょうか。特に受験生諸君は辛くなることもあるでしょうが、後から振り返ると懐かしく思い出に残る時期になりますよ。またそのためにも、いろんな思いを持ちながら勉強していくと、より鮮やかな思い出として、後から語れますよ。


■新しく始めたこと

昔を振り返ってばかりではありません。大人になってから、新たに始めたこともあります。1つはエレクトーン。ひとつは剣道です。


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小さいときにピアノを習う人は多いと聞きます。私の時代でも習い事と言えば、習字・ソロバン・ピアノ、だったように思います。習字はあまり上手くはないですが一応はやっていましたし、ソロバンはとりえず段を持っていますので衰えはしましたが今でも計算は暗算でできます。しかし、ピアノだけはしなかった。「やりたい?」と親に聞かれたことはありましたが、「別にいい」と答えた記憶もあります。


でも、大人になってから、何か鍵盤系の楽器が習いたくて、ひょんなことからエレクトーンをすることになりました。ピアノと違ってエレクトーンは、下手は下手なりに楽器の方が勝手に弾いてくれますから、こちらは指先一本で鍵盤を打っていても、なんだか大オーケストラのような演奏ができます。(こちらがあまり手を出さない方が演奏もすごかったりして……笑)


そんなこんなで、そんなに上手くはないですが、簡単な曲だったら普通に弾けるようにはなりました。初めのうちは、右手と左手がバラバラに動き、さらに右足でもペダルを踏まなくてもいけないなんて、これは人間のするものではない!と思っていましたが、なんとか脚も動くようになりました。


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剣道は、40歳を過ぎてから習い始めました。なんだか知らないうちに道場に入っていたような印象なんですが、週に2回、ほとんどかかさず稽古に行っています。もう少しで1年が経ちます。この冬には初段の昇段試験も受ける予定で、そのために頑張っています。何かにつけて凝り性なタチなので、稽古の他に本を読んだり、ビデオを観たり。上手い人のビデオはスロー再生で何度も見ながら真似してみたりして、ついつい研究してしまいます。


英語を専門としてはいますが、自分は根っからの「和」の人間だと思っているので、自然とそういうところに引きつけられていくのでしょうか。


今日はとりとめもなく、42回目の誕生日に思ったことをつづってみました。失礼しました。

2006年10月21日

ちょっと一息☆ 「ちょっとうれしかったこと」「ちょっと残念だったこと」

■「ちょっと残念だったこと」

翻訳関係の書籍を読んでいたら、こんな一節がありました。


「……。入試の採点とかしていると、英文和訳で人間一般を指す you が出てきたとき、訳していない答案がすごく多い。それですごく不自然な日本語になってるんだよね。これはたぶん、予備校とかで「人間一般を指す you は訳さない」と教わって、それに愚かしく従っているんだと思いました。」


世間で英語や英語学習・英語教育を語るとき、必ずと言っていいほど出てくるのが「受験英語」です。また時に「予備校というものは……」という断定もあります。ほとんどの場合、いずれも否定的な意味で使っています。予備校の現場で日々、仕事をしているひとりとして、とても寂しい言葉だと思います。そして、現実を知らずにイメージやなんとなくの印象で話されていることが多いな、とも感じています。


確かに、ひと昔まえの予備校にはそんな雰囲気はあったのかも知れません。英文を読まなくても正解が分かるテクニック。このパターンの時には、このパターンの解法を使え。解答が分からなければとりあえず③をマークしておけ、……。そういえば私が大学受験生の頃には「例の方法」と言って、選択肢の作り方から正解を導く方法も流行っていました。


■ステレオタイプで論じても意味がない

しかし「予備校は……」と十把一絡げにしてステレオタイプを論じても、あまり意味がないと思います。予備校にもいろいろな講師さんがいます。代ゼミだけでも、全国合わせると1000人以上の講師さんがいるそうです。その中には「テクニック」を話される方もいるかも知れません。しかし、それぞれの教科での本当の力をつけてあげたいという気持ちで教壇に立つ講師さんも数多くいます。私の周りにもそういう方がたくさんいます。


高校の現場でもそうでしょう。全国には何万人という高校の先生がいらっしゃり、それぞれの教え方をされていると思います。イメージとしての「予備校」以上に「テクニック」に走る先生もいらっしゃるかも知れないし、本当の力をつければ受験も攻略できるはず、と地道に進めておられる先生もいらっしゃるでしょう。


そう考えれば、大学の先生にもいろいろな先生がいらっしゃいます。授業や講義の準備ひとつにしても、とことん考えて毎回毎回の講義をされる先生もいらっしゃれば、自分の専門分野・興味分野を、何の準備もなくただその場で語っている先生もおられるでしょう。


結局は、教壇に立つ1人1人が、授業にどう取り組んでいるか、という問題になると思うんです。そこに「予備校は……」「高校は……」「大学は……」という単純なもの言いをしても、何も建設的な議論にはならないと思うんですね。


■学習には段階がある

先の、一般人称 you の話。これは予備校・学校に限らず、普通に話されていることだと思います。しかしその書籍の著者の方は「受験生はみんな you を訳さない。それにより日本語が不自然になる。それは予備校の教え方がいかん!」と言われている。


その書籍の前後の文脈・内容もあるので、このブログでここだけ読まれている方には分かりにくいと思いますが、私が読んだ限りでは、単に、その翻訳書の練習題として採用されていた英文では、一般人称の you をあえて「君」と訳した方が、文脈が分かりやすい、というだけであるように思いました。


仮に、それが正しいとしても、だからと言って、「一般人称の you は訳さない方が日本語としては自然」ということを教えることに何のマイナスもないと思います。まずは土台となること、基本的なことを固めていき、そこからいろいろなパターンや例外などを学んでいけばいいことであるからです。自然な学習プロセスです。


その書籍での一節は、批判のための批判になっているような気がしました。誰かを批判することで自分を相対的に上の位置づけにする、ということはついついやってしまいがちな心理ではあると思いますが、そこは自分で気をつけなければいけない部分だと思います。


■予備校って……

予備校はある意味、人気商売なところがあるのは確かです。受験生諸君に「ウケ」ないといけない。講習でどれだけ人数を集められるか、が評価の大きな尺度にもなっている。


予備校に学びに来る諸君も、必ずしも好きで勉強しているわけではない。「入試に英語があるから、あまり好きじゃないけど、やらないと」「他の教科もやらないといけないから、英語にだけ時間を割けるわけではない」……正直なところだと思います。


そんな中で、少ない時間で多くの効果がある、……ようなことをうたい文句に「集客」をしたり、「ウケ」ねらいで本当は学習効果としては疑問なのに、その方が生徒諸君から「ウケがいい」から、そんな講義をしてしまったり、というのもあるでしょう。

生徒諸君がその辺りの見極めができればいいですが、学んでいる側の人が授業のもう一歩深いところを見るのはなかなか難しいこと。本当に実力がつく講義は、必ずしも大人気の講義とは限らないのもまた事実。


そういう状況の中で、目の前にいるみんなに本当に実力をつけていってほしいと思いながら、そのために一番いいと思う授業を、流されず不必要に媚びず日々の授業に向かっていく講師も、予備校にもちゃんといるんですよ、それも少なからずいるんですよ、ということが、今日いちばん伝えたかったことかな。

2006年10月20日

ちょっと一息☆ 「ちょっとうれしかったこと」「ちょっと残念だったこと」


■「ちょっとうれしかったこと」

『キクブン』で勉強しています、という予備校生の子が講師室に話しに来てくれました。


「今、『キクブン』やってるんですけど、なんか、例文がおもしろいです。読んでいてすごく実感できるというか。昨日やったのは、なんか、「人が死ぬときには、それまでのことが走馬燈のように目の前に浮かぶ」っていう例文だったんですけど、そういうのって、よく聞きますよね」


そんなことを話しに来てくれたんです。とてもうれしかった。


というのは『キクブン』を書いている時に、まさにそれを意図していたからです。英語は勉強する「教科」ではあるかも知れないけど、その前に、人が使う「言葉」です。そこには気持ちや考えやいろんな感情が入っているはず。だから『キクブン』の例文も、単に「ターゲットとなる構文を覚えるための例文」というだけではなく、何らかの内容を入れたかった。例文となる英文の中に生命を宿したかった。そんな気持ちで、1つ1つ、例文を選定していったんです。前にも少し書きましたが、そのために、2時間、3時間考えて、ようやく1つの例文を決めた、ということも珍しくなかったんです。


でも、その気持ちがどこまで伝わるだろう、という心配・不安もありました。「あくまで例文なのだから、キーの構文が入っていて、コンパクトで、覚えやすい英文の方がいい」。そんな考え方もあると思います。また私の心にはとても響く例文でも、『キクブン』を読む人・勉強してくれている人の心にはそれほど響かないかも知れない。そんな思いもありました。


でもやっぱり、そこは妥協したくない。


そんな気持ちでした。だから、使ってくれている人から「例文がおもしろい」と言ってもらえるのが、とてもうれしかったんです。


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「走馬燈」の例文はこんなふうです。

●〔It is said that 構文〕
It is said that your life flashes before your eyes just before you die. 


他にもこんな例文もあります。

●〔what + 名詞 SV 構文〕
You can purchase what songs you want over the Internet. 
(欲しい曲は何でもインターネットで購入できる)

iPod が爆発的にヒットしていますね。そのサイトである iTune では、開始から3年の去年の2月で、ダウンロード10億曲を突破したとのこと。今でも週に400万曲のペースでダウンロード購入があるようです。昔のカセットテープや、MD、CD から 今はハードディスクでのデジタル音楽時代になりました。そんな世相を反映した例文も入れてあります。


●〔not every 〜 部分否定の構文〕
Every woman has her beauty, but not every man sees it.
(女性は誰でも美しさを持っている。しかし、男性の誰もがそれに気付くわけではない)

ちょっとした真実・真理を含んだキラッと光る味わい深い言葉も楽しんでもらえたらなぁ〜、っていう思いで、例文に入れてみました。


2006年10月13日

ちょっと一息☆ 数日ぶりの更新です

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地元名古屋のドラゴンズが優勝しました。そして昨日、対戦相手となるパリーグの覇者も日ハムと決まりました。ファイターズも優勝、おめでとう☆


私は普段、ほとんどプロ野球は見ないし、ペナントレース中も「どうも今年はドラゴンズが優勝するらしい」くらいの関心しかなかったのですが、それでもやはり地元チームが優勝するのは素直にうれしい。ナンチャッテ中日ファンです。

ドラゴンズ マスコット.jpg


名古屋ではさっそく、ドラコンズのリーグ優勝に関連した動きがあります。あるコンビニでは「ドラゴンズ優勝記念クーポン」が配布され、多くの飲料が20円引き。別のコンビニでは「唐揚げ弁当、唐揚げ1個増量」なんてのもありました。スーパー、百貨店にはまだ行ってないですが、この週末には優勝記念セールがあるんだろうなぁ〜。


せっかくのイベントごと。ちゃっかり便乗して、楽しみたいと思ってます!!

2006年10月03日

ちょっと一息☆ ブッシュ大統領と対談

昨日、夢を見ました。ブッシュ大統領と個人的に話していました。起きたとき、なんでいきなりブッシュさんなの?って思いましたが、とにかく彼と話をしていました。おもしろいなぁ、と思ったのは、夢の中のブッシュさんはやっぱり普段CNNなどで見ている通りの声質と口調だった感じでした。いつの間にか話し方まで覚えているものなのですね。


起きたときには内容はもう思い出せかなったのですが、夢の中では大統領が何を言っているのか理解していて、私もそれに応じて普通に返答していました。私は私の英語のしゃべり方でした。


よく英語を極めると夢でも英語が出てくると言われますが、私の経験では極めなくても英語の夢は見るようになります。そしてその中ではそれなりに英語を使いこなしいるんですね。普段意識はしないけれど、無意識の領域ではかなり英語脳ができているのかも。


まだ英語の夢を見たことのない人は、一度思いっきり英語の勉強にどっぷりつかってみると、意外に早い時期に《初夢》を見るんじゃないかな。それも楽しみの1つにして、英語の勉強を楽しんでくださいね。

2006年09月28日

『キクブン270』

■『キクブン270』

『キクブン270』は構文集です。そもそも構文って分かりますか?言語学的な意味での厳密な定義はひとまず置いておき簡潔に言いますと、例えば take off や in the long run のように数単語が集まって1つの意味をなすものが《熟語(イディオム)》ですね。同じような感覚なのですが、It is 〜 for A to do…(Aが…することは〜だ)や、The 比較級〜, the 比較級… (〜すればするほど、ますます…)のように、文単位で1つの定まった型があり、まとまって意味をなすもののことを《構文》と言います。


《構文》は一語一語の単語の意味が分かっても、全体としてどんな意味になるのかを知らなければ、もうお手上げ、その文自体の意味が理解できなくなるものです。英語の根幹をになう重要な要素の1つです。しかし覚えるべき《構文》はそれほど多くありません。受験の構文集は何種類か出ていますが、だいたい200数十ポイントが取り上げられています。(「構文○○○」のように数字が書いてあるのが普通ですが、ひとつの項目に2〜3ポイントまとめてあるので、実数としてはだいたい200数十ポイントになります)


■『キクブン270』の特徴


構文集はすでに何冊も出ています。そんな中にもう一冊加える訳ですから、やはり既存のものを超えるだけのいいものを書きたい、そんな思いで執筆を始めました。もちろんいろいろな構文集をあらためて英語を教える立場の目で見直しました(このあたりの分析作業は大学受験の仕事をするようになってからもうずっと専門的にやってきたことなんです)。その上で、勉強する人にとっていい点・役に立つ部分はそのまま『キクブン270』でも採用する一方、この部分は勉強しにくいだろうという点(解説に文法用語が多用されていたり、必要以上に言語学的なレベルにまで入ってしまうような解説があったり、など)は反面教師として、執筆のさい、そうならないように気をつけました。その上で「特徴は何か?」と問われたら次のようなことかな、と思っています。


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● 活きのいい、実際の英語での例文

いかにも例文のための例文ではおもしろくもないし、現実の英語の姿が見えてこない。そのため、例文の「活きのよさ」にはこだわりました。ポイントとなる重要構文が入っており、コンパクトで、なおかつその文だけで完結しており内容が「実感」できるような例文。それを1つ1つ選定していく作業は、思いの外、時間とエネルギーを使う作業でした。時には、インターネットの中を探し、手持ちの本を読み直し、2〜3時間かけてようやく1つの例文を決めた、ということもありました。(その分、例文選定の作業が進まず、編集担当のKさんにはものすごくご迷惑をおかけすることばかりでした。この場をお借りして改めてお詫びし、またありがとうございました、と申し上げたいと思います)


先の文で少しお話しした心理学者のユングの言葉も引用していますし、ブラックホールって実は……という意外な事実も例文にしています。また人を愛するということはどういうことか、のような例文も入ってます。


とにかく例文を読むこと自体が勉強を離れてちょっとした楽しみなるような、そんなものを作りたいという気持ちで執筆してきました。例文用の例文ではないため、逆に手強い文もあるかと思いますがその辺りは解説で補っていますので、まずはよろしかったら書店で実物を手にとってパラパラと眺めていただいたらうれしいな、って思います。


● 解説はシンプルに

普段、代ゼミでの私の授業に出ている人は分かると思いますが、私の説明ってあまり文法用語を使いませんよね。特に文法の授業では用語が出てくることってほとんどありませんね。だいたい誰もが普通に知っているような用語以外は極力使わないようにしているし、また使わなくても理解できると思っているからです。


それにポイントのまとめも解説もすごくシンプルでしょ?「ホントにこれだけでいいの?」っていうくらいシンプルにしてますよね。でも問題は解けるようになってきましたね。文法ってこんなんでいいんだ、それでも入試問題が解けるようになるんだ、って思ってくれたら、私の意図がうまく通じたわけですごくうれしいです。


『キクブン270』の解説もそんなふうにシンプルを心がけました。もちろん文法用語は必要最小限。できるだけ普通の言葉で、分かりやすく、読む人に不必要な疑問や負担を持ってもらわないようなものにしてみました。


● 受験で役立つ文法・読解までも

『キクブン270』では一般的な構文集にあるような重要構文はもちろん収録していますが、そういった構文集では扱っていないようなポイントもあえて入れました。1つは単に構文だけにとどまらず文法の学習の重要項目までも勉強できるようなものを、という気持ちから。もう1つには、これを知っていたら英文を理解しようとする時にすごく役立つのに、既存の受験参考書には意外にまとめていないような事柄をあえて収録しました。


特に英語の根幹である動詞とその周辺のポイントには特にウェイトを置いています。「動詞型」「名詞表現」「訳出の仕方」など、英文読解においても役立つような情報も盛り込みました。


● チャンツ

『キクブン270』の特徴はさらに、チャンツを使っネイティブ吹き込みによるCDです。私もこの部分は編集の方に全面的にお任せしていましたから、さてどんなふうに仕上がってくるのか楽しみでした。製本を送っていただいたその夜に早速CDを聞いてみました。


単に無機質に例文が読まれているのではなく、とてもポップな跳ねるような軽い音楽に乗せて、例文が読まれています。気がついたらいつの間にか例文60まで聞き続けていました。「いかん!いかん!やらなきゃいけない仕事がまだ残っているから、もう聴くのを終わらないと」と仕方なくCDを止めたのですが、何の負担も疲れもなく60番までいつの間にか聞けてしまったことに、あらためて驚きました。


こういう爽快なリズムに乗せて英語を聴くというのは、音楽が引っ張っていってくれますから、無理なく多くの例文を聴くことができるんですね。これがチャンツの1つのメリット。よかったらみなさんも聴いてみてください。


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■ 執筆者の思い


書籍のどの著者でもそうだと思いますが、本を書くときはホントにいいものを書きたい、特に受験参考書はこの本で勉強する人が少しでも英語力をつけてほしい、その助けをしたい、そんな思いで書いていると思います。私もそうです。『キクブン270』を手にとり、勉強し、その結果、英語が分かるようになってきた、って言ってもらえたら、あれだけ苦労してこの本を書いたことも報われるな、って思います。


まだまだいろいろな思いで書いた本ですが、後はこの本で勉強してくださった人にお任せします。何らかの思いを感じ取っていただけたら幸いです。

『キクブン270』

■コメントありがとうございました


アルク書店営業部のSさんから、わざわざコメントを頂きました。どうもありがとうございます。実はこのSさんが事実上、アルクさんと私との橋渡しの役割をしてくださったんです。その経緯はコメントに少し書いてくださっていますが、本当に偶然に偶然が重なって今この場でブログを書くことになりました。


私は『オーラの泉』というテレビ番組が大好きなんですが、そのスピリチュアルカウンセラーの江原さん曰く、「偶然は偶然ではなく必然である」。本当にそう思います。そう言えば、心理学の1つの大きな流れを築いたユングも、同じようなことを言っています。(それをユングは constellation 〜星座〜 と呼んでいます。1つ1つは偶然に思えるような出来事でも、実は、点と点が線で繋がっている。まるで「星座」のように。そういう意味です) 私がSさんと出会い、編集長のSさんにご紹介いただき、『キクブン270』の執筆が決まり、そして今こうしてこのブログでみなさんとも出会えたことは、まさに constellation だな、って思います。


このブログを書かせていただく直接の契機となった『キクブン270』。アルクさんのオンラインショップではもう既にアップされているようですし、書店でも本日くらいから店頭に並び始めるようです。私の手元には製本されたものを事前に送っていただいたのですが、緑色のきれいな表紙の書籍です。緑色はもともと気持ちを落ち着かせる効果があったり、目にも優しく疲れにくい色なので、ますますいい色の表紙を選んでいただいたな、と感謝しています。


■『キクブン270』


出版記念ということで『キクブン270』について少しお話しさせてくださいね。もちろん半分宣伝も入っています^^ でもそれプラス、表面からだけではなかなか分からないことがらもお伝えできれば、と思いましたので、ちょっとだけ許してください m(__)m


……と書きつづっていましたら思いの外、長くなりましたので、続きは日を改めて書きますね。


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